ラヴィ君のピーターパン

【1】【2】【3】【4】【5】【最終話】

オープニング(勇者特急マイトガイン OPの替え歌) (MIDI

襲いかかる犯罪バイオレンス 怪しい黒いツィア
サブばかりの街を 誰かが作ってる
勝ち取るのさVICTORY 平和を守るため
ありったけのツッコミ ハートに灼きつけて
白の毛皮に 笑い乗せたら
夜もボケて スベり出そう

GET AWAY!! いつか 悪が滅びるまで
たとえこのツッコミが ネタ尽きたら
げっ、やべぇ!! そうさ ボケを止められない

正義のツッコミが 嵐を呼ぶのさ ピーターラヴィ


第5話

その決して幼くは見えない少女がウェンディだということを、ラヴィは自分に無理矢理納得させた。 しかし、自分が知っているウェンディではなかったことも、また事実ではあった。

前回のループを、もう20回もしましたわよ!

つ、疲れた・・・

脳内のウェンディのイメージと、どうもリンクしないっす・・・

依然としてツッコミどころに悩む事態であることには変わりなかった。ウェンディにツッコミ攻撃をしても仕方が無い。 こうした状況に、ラヴィは少し苛立ちを覚えていた。

くっ・・・、卑怯! 極悪!!

ふふふ、甘美な響きですわ。
そんなものはツッコミでも何でもありませんわよ。

・・・真っ黒!!

漆黒は美の極致ですわ。広大な宇宙の暗闇が神秘であるように!

ぐっ・・・

ラヴィのツッコミはこの時すでに精彩を欠いていた。半端なツッコミが、船長にとっては賛美の言葉でしかなかった。 苦悩の表情を浮かべるラヴィとは対照的に、船長の顔からは憎々しいほどの笑みが溢れていた。

ラ、ラヴィ!?

もうお終いかしら? 不甲斐無いですわね。

余裕に満ちた船長は、鉤爪の腕を天にかざした。

大人しく黙って見ているがいいわ・・・!
このネバーランドがツィアーランドになる瞬間を! サブIDのためのサブIDの世界を!

そ、そんなことはさせないっす!

大人しくしている気はないようね・・・。
これでも喰らうがいい! 必殺、イナバウアー!!