オープニング(勇者特急マイトガイン OPの替え歌) (MIDI) 襲いかかる | ||||||||||||||||||||||||||
第5話 | ||||||||||||||||||||||||||
その決して幼くは見えない少女がウェンディだということを、ラヴィは自分に無理矢理納得させた。 しかし、自分が知っているウェンディではなかったことも、また事実ではあった。
依然としてツッコミどころに悩む事態であることには変わりなかった。ウェンディにツッコミ攻撃をしても仕方が無い。 こうした状況に、ラヴィは少し苛立ちを覚えていた。
ラヴィのツッコミはこの時すでに精彩を欠いていた。半端なツッコミが、船長にとっては賛美の言葉でしかなかった。 苦悩の表情を浮かべるラヴィとは対照的に、船長の顔からは憎々しいほどの笑みが溢れていた。
余裕に満ちた船長は、鉤爪の腕を天にかざした。
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